溝切り
今回の田んぼのお手伝いは溝切り。
溝切りとは、田んぼに溝を切り、排水口に繋げておく作業です。
何のために?
水管理がしやすくなるのです。
- 溝を切って田んぼに水路を作ることで、排水・冠水がしやすくなります。
- 中干しの際にスムーズに排水できます。
- 逆に干ばつの時には素早く水を行きわたらせることもできます。
どうやってやるの?
乗用溝切り機を使います。
毎年、蒸し暑い時期。抜かるんだ泥に足を取られながらの作業できついです。さらに、今回は、序盤にこの乗用溝切り機故障してしまいました。その後は、手作業で溝切りすることになってしまいました。本当に大変で、熱中症寸前の状態でした。
これを使って↓
中干しとは?
中干しの目的
1,過剰な分欠(げつ)抑える
- 水分があると、稲の株(茎数)はどんどん分欠(ぶんげつ)して増えます。田んぼの水を落とし、分げつを制限することによって、モミの実入りを十分にさせます。要するに、稲の株が増やしすぎると米粒が小さくなったり、米が入ってないモミができてしまうということだそうです。
2,根張りを良くする
- 初夏の日差しで地中の温度が上昇してくると、土の中では前年の稲わら(有機物)が活発に分解されます。それによりメタンや硫化水素など、稲の根の成長を妨げるガスが発生します。溝を切って一旦、土を乾かすことにより、地表からガスが抜けて、根に新鮮な酸素が補給されます。活力のある根が地中深く伸びるようになるということだそうです。
3,土壌を固くする
- 田面を乾燥し土を固くすることによって、収穫時の機械作業をしやすくします。
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まとめ
今回は、トラブルがあって、はじめて手作業の溝切りを体験することになりました。腰は痛いし、腕に力が入らないし、本当に大変です。田植えから稲刈りまで、機械を使わずに手作業で行っていた時代は大変な作業でであったと想像できるようになりました。さらには年貢で取れてしまい、「ごはん粒を残すと目がつぶれる」ということばも納得です。
私はたぶん、明日、ひどい筋肉痛になるのでしょう。
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